🐍 夏に多い病気シリーズ①マムシ咬傷にご注意ください
~正しい知識で落ち着いて対応しましょう~
夏から秋にかけては、田畑や山林、草むらなどでマムシに咬まれる事故が増える季節です。
マムシは日本に生息する毒蛇の一種で、咬まれると強い痛みや腫れを生じ、重症化すると全身症状を伴うことがあります。
農作業や草刈り、庭仕事、山歩きなどでは十分注意しましょう。
マムシとは?
マムシは体長40~80cmほどの毒蛇で、日本各地に生息しています。
太くずんぐりした体型と三角形の頭が特徴で、田んぼのあぜ道や草むら、水辺、石垣の周囲など、人の生活圏にも生息しています。
普段はおとなしい性質ですが、誤って近づいたり踏みつけたりすると防御のために咬みつくことがあります。
マムシに咬まれたら
まずは落ち着いて行動しましょう。
- 安全な場所へ移動する
- 咬まれた部位をできるだけ動かさない
- 指輪・腕時計などは外す(腫れに備えて)
- 安静を保ち、できるだけ早く医療機関を受診する
やってはいけないこと
昔から言われている応急処置の中には、現在では勧められていないものがあります。
❌ 傷口を切る
傷を広げることで感染や出血の危険があります。
❌ 口で毒を吸い出す
十分な効果は期待できず、口の中に傷がある場合は吸った人にも危険が及ぶ可能性があります。
❌ 強く縛る(止血帯)
血流障害を起こし、かえって組織障害を悪化させる恐れがあります。
❌ 激しく動いて帰る
歩いたり走ったりすると毒の回りが早くなる可能性があります。
可能であれば安静を保ち、周囲の方に協力をお願いしましょう。
このような症状は要注意
- 局所症状
- 強い痛み
- 腫れ
- 内出血
- 水ぶくれ
- 全身症状
- 吐き気・嘔吐
- めまい
- 息苦しさ
- 強いだるさ
- 意識がもうろうとする
このような症状がある場合は、救急車(119番)の要請も検討してください。
マムシに咬まれないために
- 長袖・長ズボン・長靴を着用する
- 草むらや石の陰に不用意に手を入れない
- 草刈り前は周囲を確認する
- 夜間は足元を照らす
- 山道では足元に注意する
当院を受診される方へ【重要】
当院では、「マムシ抗毒素」を常備しています。
マムシ咬傷では、早期の診断と適切な治療が重要です。
受診前には必ずお電話ください。(0865-42-3211)
電話で受傷状況や症状を確認し、マムシ抗毒素を含めた治療の準備を行います。
症状によっては、より高度な治療が可能な医療機関への搬送をご案内する場合があります。
金光病院からのメッセージ
マムシ咬傷は、適切な初期対応と早期治療により重症化を防げることがあります。
「少しだから大丈夫」と自己判断せず、咬まれた際は安静を保ち、受診前には必ず当院へお電話ください。
スタッフ一同、地域の皆さまが安心して治療を受けられるよう対応いたします。

