水いぼについて

水いぼとは

水いぼはウイルス感染によって起こる皮膚の病気で、主に小児に多くみられます。
つるっとした白〜ピンク色のポツポツで中央に小さなへこみがあるのが特徴です。
胸やおなかなど皮膚の薄いところや、わきの下などのこすれやすいところによくできます。
多くの場合、かゆみや痛みは強くありませんが、接触により周囲へ広がることがあります。

感染について

水いぼは以下のような場面で感染します。

  • 皮膚どうしの接触
  • タオルや衣類の共用
  • 兄弟や友人とのスキンシップ
  • プールの水ではなく、皮膚接触による感染が主な原因です。
  • アトピー性皮膚炎や乾燥肌の方は、ウイルスに感染しやすくなります。

日常生活での注意点

  • かき壊さないようにする
  • タオルの共用を避ける
  • 肌同士のふれあいをさける
  • 保湿を行い、皮膚バリアを保つ

治療について

水いぼは自然に治癒することもありますが、以下のような場合には治療を検討します。

  • 数が増えている
  • かき壊している
  • 周囲への感染を防ぎたい

従来の治療(摘除)

専用のピンセットでいぼを一つずつ取り除く方法です。
短時間で確実に除去できますが、痛みを伴うことがあります。
当院では事前に麻酔のシールを貼ってからおこないます。

新しい治療:塗り薬という選択肢

今年から、水いぼに対して外用薬による治療も可能になりました。

ワイキャンス(外用薬)

水いぼに直接塗布することで、いぼを除去していく治療法です。

  • 痛みが少ない(※処置時)
  • 小さなお子さまにも選択しやすい
  • 複数個ある場合にも対応可能
  • 塗布後に水ぶくれができ、その後かさぶたとなって治癒していきます。

摘除に比べると処置時の痛みはありませんが、

  • 塗布した薬液が乾燥するまでじっとしている必要がある
  • 塗布したあと16~24時間入浴できない
  • 水ぶくれによる皮膚症状がでることがある
  • 薬液が口に入ると危険

などの問題も生じることがあります。

治療法の選び方

患者さまの年齢や症状、いぼの数・部位などに応じて、摘除と外用治療を組み合わせて行うことも可能です。ご希望やご不安があれば、お気軽にご相談ください。

まとめ

水いぼは自然に治ることも多い病気ですが、現在は痛みの少ない治療選択肢も広がっています。
お子さまの状態に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

金光病院 皮膚科外来