お知らせ

「患者様」から「患者さん」へ ― 呼称変更のお知らせ ―

「患者様」から「患者さん」へ

金光病院では、これまで院内の掲示物やホームページ、各種文書などで「患者様」「患者さま」という呼称を使用してきましたが、今後は順次、「患者さん」という呼称に統一してまいります。

なぜ「患者さん」に変えるの?

「患者様」という呼称は、患者中心の医療や接遇向上の考え方が広がる中で、より丁寧な呼び方として多くの医療機関で使われるようになりました。

一方、その後の調査や文献では、「患者様」という呼び方について、よそよそしさや距離を感じる、違和感があるといった意見も報告されています。また、「患者さん」の方が身近で親しみを感じるという意見もあり、近年では「患者さん」という呼称に見直す医療機関も増えています。

医療は、医療者から患者さんへ一方的に提供するものではありません。

患者さんと医療者が、お互いに情報を共有し、相談しながら、一緒によりよい治療や療養方法を考えていくことが大切です。

金光病院でも、患者さんと医療者が対等な立場で向き合い、安心して相談できる関係を大切にしたいと考え、「患者さん」という、より自然で親しみのある呼称を使用することとしました。

「さん」に変わっても、敬意は変わりません

「患者様」から「患者さん」に呼び方を変えることは、患者さんへの敬意や接遇を軽くするという意味ではありません。

大切なのは、呼び方の丁寧さだけではなく、

  • わかりやすく説明すること

  • お話をきちんと伺うこと

  • 一人ひとりの思いや希望を尊重すること

  • 安心して相談していただけること

だと私たちは考えています。

これからも、患者さん一人ひとりを大切にし、安心して医療を受けていただける病院を目指してまいります。

ホームページや掲示物も順次変更します

今後、院内の掲示物、パンフレット、一般向け文書、ホームページなどに記載している「患者様」「患者さま」は、「患者さん」へ順次変更してまいります。

変更期間中は、一部の掲示物や文書に従来の表現が残る場合がありますので、ご了承ください。

なお、患者さん個人への郵送物や個別の文書など、お名前に敬称を付ける場合の「○○様」については、これまでどおり場面に応じて使用します。

皆さんのご理解をお願いいたします。

参考文献・参考資料

  1. 今留 忍・谷岸悦子・中里 萌.医療機関における患者サービスとしての“様呼称”に関する文献的考察.東京家政大学研究紀要 第55集,2015:123-129.

  2. 大西香代子・皆川智子.患者の呼称に関する実態と看護師の意識.日本看護研究学会雑誌.「患者様」という呼称に対する患者の反応は必ずしも肯定的ではなく、距離感や違和感などの反応も報告されています。

  3. 独立行政法人国立病院機構 宇都宮病院.「患者様」から「患者さん」へ.「さん」の方が身近で親しみを感じるという調査結果や、患者と医療者の対等な関係についての資料を示し、呼称を変更しています。

  4. 医療法人財団岩井医療財団.「患者様」から「患者さん」へ(2026年).形式的な丁寧さよりも、自然で患者さんに寄り添ったコミュニケーションを重視する考えから「患者さん」に統一しています。