医療法人社団同仁会 金光病院

各科のご案内

「健康」と「命」を守るスペシャリスト

様々な病症に対し、的確な診断と対処を行います。

医療技術部

放射線課のご紹介

平成28年8月に新外来棟に移転し、すべての機器が一新し、撮影された画像はすべてデジタル画像となり、院内ネットワークおよび他の病院間(晴れやかネット)で閲覧することも可能となりました。また、外来診察科と同じ階となり移動もスムーズになりました。
放射線課では、病院に来られる患者様に安心して撮影(検査)を受けていただくために、診療放射線技師一人一人がチーム医療の一員として他部署との連携をとりながら、思いやりとさわやかな接遇に心がけ迅速かつ正確な撮影を行えるよう日々努力しています。また、夜間・休日においても24時間体制で緊急撮影に対応しています。

CT(Computed Tomography)撮影装置

CT(Computed Tomography)撮影装置

昭和60年8月にCT撮影装置を導入し、平成28年8月に80列マルチ(ヘリカルCTに更新となり、さらに撮影時間も短縮となりました。また、開口径も78cmの大型ガントリとなり、圧迫感も軽減されています。

MRI(Magnetic Resonance Imaging)撮影装置

MRI(Magnetic Resonance Imaging)撮影装置

平成18年2月にMRI撮影装置を導入し、平成28年8月に更新しました。磁場強度は1.5Tと変わりませんが、開口径が71cmの大型ガントリ(内部にLED照明を装備)となり、圧迫感や不安感も軽減され、撮影音も静かになりました。

マンモグラフィ(Mammography)撮影装置

マンモグラフィ(Mammography)撮影装置

マンモグラフィとは、乳房撮影のことで、乳房部の腫瘍や石灰化などを検出するのに有効な撮影方法です。新外来棟移転にあたって専用の撮影室を設置しました。

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乳房撮影は主に認定資格を持った女性技師が行います。
休暇の場合もありますのでご予約時にご確認ください。

体外衝撃波結石破砕(ESWL)装置

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体外衝撃結石破砕(ESWL)とは、身体の外から結石に対して衝撃波をあて、結石を砂の様に細かく砕き、体外に排出させる治療法です。新外来棟移転にあたって専用の治療室を設置しました。機器の更新により衝撃音も小さくなりまた、治療時間も短縮されました。

一般撮影室

一般撮影装置

胸部、腹部、骨撮影を行っています。平成28年8月に更新し、FPDも導入しました。
モニターへの画像表示時間(1秒台)も短くなりました。また、体格の大きな方でも対応(最大サイズ42×42cm)できるようになりました。

X線透視(テレビ)撮影装置

X線テレビ(透視)撮影装置

胃透視、注腸、ERCP、血管撮影に加え、全脊柱撮影、嚥下撮影なども行えるようになりました。

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臨床検査課のご紹介

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私たち臨床検査技師は、チーム医療の一員として医師、看護師など他部署との連携を取りながら、迅速かつ正確な検査結果を提供できるよう日々努力しています。
また、夜間・休日においても24時間オンコール体制で救急・入院患者様の緊急検査に対応しています。

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臨床検査は大きく2つに分かれています。
血液や尿などを扱う検体検査と、心電図や超音波など直接患者様に触れて行う生理検査です。

主な検査内容は以下のようになります。

検体検査

一般検査 尿検査 尿の中に蛋白や糖、血が混じっていないか調べます。また、細菌の有無や、悪性細胞がないか顕微鏡で観察して尿路感染症や腎疾患を見つけることができます。
便検査 消化管からの出血の有無や寄生虫卵の有無を調べます。便潜血は癌や胃・十二指腸潰瘍の発見に有用です。
血液検査(CBC) 主に貧血の有無や、感染症や炎症による白血球の増加等を検査します。また、白血球の種類を詳しく分類し割合を調べることで血液疾患等を見つけることが出来ます。
生化学検査 血液や尿などを化学的に分析し、病気の診断やその進行程度、健康状態を調べる事を目的として検査を行います。
免疫血清検査 ウイルス性肝炎、梅毒、癌に関連する腫瘍マーカー検査、甲状腺などの検査を行います。
輸血検査 血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験などの検査を行っています。怪我や手術時などで大量に出血した時や、白血病などの血液疾患で赤血球や血小板などが自分の体で作れなくなった場合に輸血が必要になります。

また、インフルエンザ・ノロウィルス迅速検査や、尿素呼気試験も行っています。


生理検査

主に女性技師が担当しておりますので、女性の方も安心して検査を受けて頂けます。
直接患者様の身体に測定機器をあてさせて頂き、心臓、肺、腹部、血管などの活動状態を検査します。心電図、ホルター心電図、呼吸機能検査、超音波検査、ABI検査、聴力検査、骨塩定量検査などがあります。

心電図検査 心臓の動きを電気的に記録し、心筋梗塞、狭心症、不整脈、動悸など心臓の病気の有無と程度を知ることができます。
呼吸機能検査 肺活量など、呼吸機能の状態を見る検査です。
超音波検査 検査中痛みはなく、繰り返し検査をしても体への影響もなく安全に行える検査です。部位も、腹部、心臓、頸動脈、関節・乳腺など幅広く検査できるようになっています。
ABI検査 動脈硬化の度合いを調べます。血管の硬さやつまり具合がわかる検査です。
骨塩定量検査 骨内のカルシウム量を測る方法で、骨粗鬆症のスクリーニング検査です。足の踵の部分を機械に挟んで超音波で骨量を測定します。

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薬剤課のご紹介

薬剤課長から

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平成5年、病棟での服薬指導と注射薬の個人揃えが始まり薬局の中だけでなく病棟での仕事をするようになりました。

平成11年、外来患者様への情報提供を始め、話をする薬剤師に変わってきました。

平成18年10月より外来はすべて院外処方となりましたが、1日約140枚の院外処方箋の監査・医師への疑義紹介・調剤薬局からの問い合わせに対応しています。

平成19年1月よりクリーンベンチでの高カロリー輸液の調整、4月より安全キャビネットでの抗がん剤の調整を始め平成27年より病棟薬剤師を配置し、病棟活動も充実したものとなってきました。

薬剤課の歩み

1993年・・・・・病棟での薬剤管理指導業務・注射薬の個人取り揃えを始める。
2006年10月・・院外処方箋の発行開始。
2007年1月・・・高カロリー輸液の無菌調製の開始。 
     4月・・・抗癌剤の調製の開始。 
2015年・・・・・病棟業務開始。
2017年4月・・・ケアリゾート金光における薬剤の関与を始める。

薬剤師の仕事

・当日施行の高カロリー輸液をクリーンベンチで調製、各病棟に運搬。

・抗癌剤に関しては、スケジュール表に基づき、薬の用量・配合変化・投与方法などを確認後、無菌調製をします。
・入院患者様の注射を個人別に取り揃え、病棟に払い出します。
・入院患者様の所に伺い、初回は副作用歴・アレルギー歴・他に服用している薬は無いかなどの調査をしています。
 2回目以降は薬の説明・副作用のチェック・アドヒアランスの確認、患者様からの相談などを行っています。
・インスリンの自己注射、血糖測定器の使い方、吸入器の使い方等の説明をします。
・病棟業務としては、各病棟に専任薬剤師を配置し、患者背景及び持参薬の確認(入院時持参された薬の名称・薬効・当院での同一薬(同効薬)を鑑別表に入力)、とその評価に基づく処方設計と提案、患者情報の把握と処方提案、医薬品の情報収集と医師への情報提供等、病棟配置薬の管理、多職種との連携などを行っています。
・S調剤、医薬品の発注、DI活動、麻薬の管理、病棟での症例検討会、院外薬局からの疑義照会に対応。
・色々な委員会やチーム活動への参加(褥瘡委員会、NST(栄養サポートチーム)、感染対策委員会)

薬剤師として

① 患者様に科学的で適正な薬物療法が行われることを目標とし、医師等関係部署と綿密な連携を図ること。

② 薬物療法にあたっては、医薬品の有効性と安全性を確保するため、専門知識を最大限に駆使すること。

③ 最新の医学並びに薬学の知識と技術を習得すべく常に自己研鑽に努めること。

以上のことを薬剤師の心得として日々頑張っています。

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リハビリテーション課のご紹介

2016年9月に従来のリハビリテーション課の場所はそのままにADL室・運動療法スペースを拡大しリニューアルいたしました。また、2019年4月より制服も新しくなり、新たな気持ちで取り組んでいます。
リハビリテーション課はリハ専任医師の小田原先生を中心に理学療法士8名・作業療法士3名・言語聴覚士3名・按摩マッサージ指圧師2名が在籍し、入院患者様を中心に術後急性期から回復期、維持期、介護保険による訪問リハビリテーションまでの幅広い領域を行っております。

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リハビリテーション課より

スタッフの充実により、術後急性期から回復期、維持期から在宅における訪問リハビリまで行えるようになりました。
また、若いスタッフが多く活気にあふれ、明るい雰囲気のリハビリ室となっています。

反面、若いスタッフが多いので、各セラピストのスキルアップ、またそれを通して、患者様にとってより安心してご利用いただけるリハビリ室となるよう、今後も尽力していきたいと思っています。

理学療法

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理学療法は、寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行など基本的な動作能力の改善を目的に運動療法を通じて、機能回復を促していくものです。
当院の特色としては、転倒による大腿骨頸部・転子部骨折・脊柱圧迫骨折など整形外科疾患が大半を占めています。平成29年に手術室が改装されたことで、下肢の人工関節の手術にも対応できるようになり、今まで以上に幅広い疾患の方が入院されるようになっています。週3回の整形外科の回診時には、リハビリスタッフも同行することで、医師と意見交換を行いながら、看護師・ソーシャルワーカーなど多職種と協力しながらチームアプローチを行っております。また、自宅退院へ向けて、退院前訪問を行い、環境調整や福祉用具の検討を行い、より安全に在宅生活が送れるようにサポートをしていきます。
また、整形疾患のみならず、脳血管疾患・呼吸器疾患の方にもリハビリを提供しております。地域包括ケアリーダー、地域包括ケア会議への参加、3学会合同呼吸療法認定士の取得など様々な分野へ対応できるように切磋琢磨しております。
同じ疾患の方でも、症状は年齢・生活様式など様々で、患者さまと常に一対一で個別性のあるリハビリを提供できるようにしています。スタッフも20代~40代と幅広く、意見交換を行いながら、患者さまが少しでも生活の場に近づけるように、患者さまとともに日々自己研鑽を行ってまいります。

作業療法

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作業療法は、病気や怪我によって、日常生活において何気なく行っていることが、当たり前にできなくなった患者様に対して、入院初期から退院後の在宅での生活を念頭において、訓練や指導を行っております。
当院では3名の作業療法士が在籍しており、主に食事・排泄・整容・更衣・入浴といった動作を、その患者様の尊厳や生活環境・習慣等を考慮して訓練・指導を行います。そのため、今回の新館建築に伴ってリハビリテーション室内に本物の台所・和室・浴室を設置して、より実際の環境に近い訓練を提供できるようにいたしました。中でも、この地域の方々の住環境を考慮して、押入れや引き出しの形状、LED電灯ですがコード式にするなど、細かい点にもこだわってみました。
入院生活中、術後など急速に変化しうる身体状況に応じて早期から介入し、現状でできる動作を病棟看護師や主治医等と連携しながら指導・訓練を行っています。また、今後の生活目標と課題を患者様、ご家族、院内外の多職種と連携し、退院後の生活に対する不安が軽減できるようカンファレンス・退院前自宅訪問を実施しています。買い物などの院外の環境での訓練も行っています。

言語聴覚療法

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言語聴覚療法は、病気や怪我・生まれつきの障がいなどによって「話すこと・食べること」に不自由さがある方に対して、ことば・コミュニケーションや飲み込みの訓練や指導を3名の言語聴覚士で行っています。
当院での特色は大きく2つです。

① 食べる・飲み込み機能の詳細な検査である嚥下造影や嚥下内視鏡検査が行えます。
検査は医師と連携をとりながら、必要性を検討した上で実施しています。そして検査を含めた評価を踏まえ、いかに安全に食事をとることが出来るか、誤嚥を防ぐことが出来るか、多職種と連携を取りながら訓練や指導をしております。

②ことばの発達に遅れがあるお子さんや発音が上手に出来ないお子さんの言語療法を行っています。
ことばの理解を育てる・伝えることばを増やす言語・談話訓練だけでなく、コミュニケーションの基礎となる社会性を育てるアプローチも行います。またご家族とは密にお話を聞きながら、不安な気持ちに寄り添えるように、地域の関係機関とも連携し、より良いサポートを考えていきます。

小児の言語療法を検討される方へ
※成人の方で言語訓練(吃音、発音等)を希望される場合も、上記ページの連絡先へお電話ください。

訪問リハビリテーション(介護保険)

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訪問リハビリテーションでは、様々な病気や怪我で入院し、回復はしたけれど、家での生活が心配な方。今は大丈夫だけれど、これから歳を重ねるごとに体力などが落ちて、家での生活ができるかどうか不安をお持ちの方。身体は不自由だけど家で過ごしていきたい方。など、在宅生活を送る上で不安があると思います。訪問リハビリテーションでは、その方の身体機能と環境に合わせて、実際の生活場面でのリハビリテーションを行います。

リハビリテーション室の見学や質問等は随時お受けいたします。
お気軽に覗いてみてください。

介護部門はこちらへどうぞ!

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栄養課のご紹介

 

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当院の栄養課は給食業務を日清医療食品(株)に業務委託しており、栄養指導及び病棟での栄養管理業務は病院管理栄養士が、給食業務は病院管理のもと委託業者(委託側管理栄養士等)が担当しています。

栄養課スタッフより患者様へ

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「食」には成長・発育する機能、美味しさ・楽しさを与える味覚・感覚の機能、生体調節機能など様々な役割があり、1日3回365日の日常性を有します。
その中で、病院給食は患者様の状態に応じた適正な栄養素を供給することにより、疾病に対する治療の促進、症状の回復に繋がることを目的としています。

食事の種類は病態により様々ですが、この十数年の間で食形態も多様化してきました。
病院給食を個々の患者様の状態に応じた内容となるよう治療の一環としてとらえ、適した栄養量が確保できるようできる限りの個人対応を行っています。

当院栄養課は業務委託していることもあり、病院側、委託側、また管理栄養士、調理師とそれぞれ立場は違いますが、患者様に適した食事を美味しく食べていただきたいという気持ちはスタッフ一同同じです。

食を通じて患者様の治療に役立てるよう、話し合いを重ね、日々努力していきたいと思っています。